親友との買い物

20年以上付き合いのある親友とショッピングモールでウロウロ買い物をしていました。そのショッピングモールは改装中で、お客さんも少なく、のんびりとした、空気が漂っていました。
目は、服を眺めていますが、口は、話のあう親友とべラべラ、馬鹿な話ばかりしていました。
もちろん、良い服があれば買うつもりだったのですが、おしゃべりは楽しく、洋服は二の次でした。
すべての店員さんではありませんが、服を見ていると話しかけてくる人は、たくさんいます。私は、店員さんに話しかけられるのが嫌いで、良い服だなと思っていても、人が寄って来ると、買う気がなくなります。
親友と買い物していた日は、お互いに服の趣味もわかっているので、「この服、好きと違う?」と勧めあっていました。遠慮もありませんので、「イメージと違うし、似合わない。」など言いたい放題でした。
すると、店員さんが寄ってきて、「仲好さそうで、良いですね。うらやましい。」と話しかけてきました。服の話ではなかったので、私も返事をしました。「高校時代からの友達だから、付き合い長いのよ。」と。
これが、服の話題だったら、服を買おういう気持ちは、下がっていたと思います。
店員さんは「良いですね。私もそんなに長く付き合える友達が欲しい。」と言ってくれました。その親友は、私にとって大切な人なので、すごく嬉しくなりました。誰でも、大切な人、物をほめてもらうと嬉しくなりますよね。
それからは、やっと服の話になり、サイズを確認したり、他の色を聞いたりしました。試着も繰り返し、やっぱり好きな服だと確認し、見ていた服は結局、買いました。好きな感じの服だったのです。良い服に出会えると嬉しくなりますが、でも、いつもの買い物より、もっと楽しく買えたような気がします。納得して買えました。その服を着るたび店員さんとのやりとりや、親友のことを思い出します。好きな形、色の服でしたが、買った時の思い出まで与えてくれる服はそんなに無いと思います。
その店員さんは、服を売りつけてやるという気持ちではなくて、楽しく買い物をしてくれたらなと考えるような、優しい人だったんだと思います。
人柄は、ほんの少しの行動にも表れます。店員さんの笑顔も、こちらの気持ちをほっとさせてくれました。
自分だけではなく、相手の気持ちもわかるような、気配りの出来る店員さんに、又、会いたいな。
楽しい買い物と、出会いは幸せな気持ちにしてくれますから・・・。

 

それ以来、アパレル求人ガイド.comなどを見てアパレルの求人・転職に興味を持つようになったのでした。